YouTubeを始めて4ヶ月ほどになりますが、ありがたいことに徐々に視聴者が増えていき、動画にもコメントをいただくことも多くなってきました(´・ω・`)
そんな中、このような質問がよく寄せられます。
受験生
このような質問は非常に多く、おそらくこれからもいただくと思うので、ここで回答しておきます。
先に結論を言っておきます。
しらい
そもそも偏差値とは何か
受験生のほとんどはこの偏差値という数値を指標にしていると思います。
もちろん私も偏差値を見ながら成績の推移を考えていました。
ではそもそも偏差値とはなんなのでしょうか。
偏差値とは、データの標準偏差(スケール)を一律10にし、平均50からどれだけ離れているかを示す指標である。偏差値は、データの分布が正規分布に近いことを前提としている。
Wikipediaより
統計学を勉強すれば理解できますが、簡単に言えば
偏差値は自分の得点が平均からどれほど離れているかを示した数値です。
偏差値70の人は上位2.275%、偏差値80の人は上位0.13499%といった具合です。
偏差値50であれば全体の真ん中、つまり上位50%です。
まあ要するに、偏差値なんて所詮はただの数値に過ぎないんですよね。
この数値が受験界で頻繁に使われる理由は、単純に便利だからです。
しかし、私は前からこの偏差値というものに違和感を覚えていました。
偏差値という数値に捉われ過ぎてませんか?
模試やテストを受けるたびに「偏差値」という単語を耳にしてきたと思います。
でも上記で言ったような偏差値の定義と本質を理解せずに、なんとなく学力の指標とだけ考えてきた人は少なくないと思います。
じゃあ偏差値70は凄くないのかというと、全然そんなことないです。
十分すごいです。
上位2%は並大抵の努力では入れません。
でも、予備校の学習指導員や学校の先生が、この偏差値というデータだけを見て志望校を選んだり進路を考えたりしています。
かくいう私もセンター直後の志望校選びでチューター(学習指導員)に
“北大医学部は偏差値67.5で、あなたの記述模試とセンター模試で考えたら特攻するようなもの“
と言われ猛反対をくらいました。
(結果どうだったかというと、ちょうど真ん中の順位で30点上で合格しました。)
参考↓
【成績開示】北海道大学医学部医学科に合格しました。でもそれっておかしくないですか?
そもそも大学の偏差値なんてものは誰がどうやって決めているんでしょうか?
偏差値ランキングなんてものをよく見かけますが、あんなの馬鹿げてると思ってます。
大学ごとに問題はもちろん、傾向や配点の比重も違う。
単に偏差値というデータだけで大学のランク付けなんてそもそもできないんですよ。
北大医学部は偏差値が67.5といわれましたが、僕はそれより高いとも低いとも思いません。
確かに僕の偏差値は北大医学部の偏差値よりもかなり低いところにありましたが、
過去問を解く限り自分に合ってるし、問題も解けそうだと判断したのでここを志望しました。
ただ偏差値という数値だけで志望校を選んだり大学の難易度を測ったりしていることに凄く違和感を感じたんです。
偏差値という数値だけではなんの判断も下すことはできないんですよ。
進路相談で無理だと説得され、危うく人生が変わりかけた話。結論
もちろん、先生やチューターが一人一人得意科目や苦手科目を把握して、その人に合う大学を選ぶのは大変なので、
偏差値だけをみて判断するといったことになってしまうのは仕方ないことだと思います。
ただ、偏差値それだけを鵜呑みにして自分の志望校を決めてしまったりするのは危険です。
偏差値だけではその人の実力は決まりません。
偏差値が低くても自分の苦手な出題傾向だったら合格できないなんてこともザラです。
重要なのは、自分に合う大学をよく探すこと。
そして自分の行きたいと思ったところを志望することです。
もちろん、偏差値を一切見るなというわけではございません。
ただ、受験において偏差値が重要視される風潮が気になっただけです。
しらい
偏差値だけではなく、いろんな大学の過去問や出題傾向、配点をみて自分でしっかりと考えて、ここだ!!と決めたところへむかって全力で勉強してください。