こんにちは。物理は苦手な人も多く、模試などでは特に差がつきやすい科目です。
平均点もかなり低いのが普通です。
しかし、逆に捉えれば、物理が得意な人は一気にそこで差をつけることができます。
物理が得意科目だということは、理系の入試においてかなり優位に立てるということを意味します。
私自身も物理は高校の時から本当に苦手で、現役の時は足を引っ張る苦手科目でした。
しかし、1年間の浪人生活の中で苦手をなんとか克服し、物理を得意科目にまで上げることができました。
今回はそんな私が行った勉強法を紹介していこうと思います。
目次
私の道のり
まずは私がどのような成績からスタートし、結果的にどこまで伸びたのかをお見せしようと思います。
現役(スタート時)
こちらは現役の時の成績です。
河合塾全統記述模試↓
得点率は4割弱と、ひどい成績です。
問題は大問の(1)だけしか解けない…なんてことも多々ありました。
全国偏差値も50程度で、これでは医学部レベルには到底及びません。
浪人
浪人の夏休みに物理はある程度習熟し、夏休み明けの模試では偏差値70オーバーをバンバン出せるようになりました。
河合塾全統記述模試↓
名大オープン↓
名大オープンでは全国順位が40番台。
浪人で一気に偏差値が20伸びました。
行った勉強法
さて、私はどのような勉強法を行ったのでしょうか。
順に解説していきます。
基礎からみっちり学び直す
浪人で時間があったことも大きいですが、このステップが一番重要だったと思います。
まずは教科書に載っている定理、定義、公式などを成り立ちから理解しました。
まぁ物理に限ったことではないですが、出てくる言葉の意味、定義を正確に理解していることが重要です。
簡単にチェックしてみましょう。
- 相互誘導とは何か?
- 誘電率とは何か?
- インピーダンスとは何か?
みなさんは全部説明できましたか?
これが理解できていないといくら問題を解いても、いずれ成績は頭打ちになります。
私は自分の習熟度をチェックするために,自分で先ほどのような確認問題を作って白紙に1から再現するという勉強法を行なっていました。
また、物理の公式や定理は微分積分が背景になっていることが多いです。
私も実際,微積を用いて高校ではあまり触れられない公式の背景まで学びました。
後で詳しい話をしようと思います。
豊富な演習量
数学と同様に,公式を覚えただけでは問題を解けるようになりません。
たくさん問題を解いてください!!
参考書を何周とか、そういったことは気にしなくていいので,ひたすらいろんな問題を通して物理というものを捉えてみてください。
私は今までに受けた模試、センター試験の過去問、テキストの章末問題、問題集、他の予備校に通っている友人のテキストの問題など…
貪欲に手を伸ばして演習しました。
しかし、苦手だったコンデンサーの問題はずっと避けていたため,習熟度も低く,
最悪なことに実際の入試で出題されました。
大問一問まるごとコンデンサーの問題だったので、そこでだいぶ点数を持っていかれました。
物理は本当に演習量が大事です。
微積物理のすゝめ
先ほども書きましたが,私は物理の定義や公式の理解に微積を用いました。
いわゆる微積物理ってやつです。
正直私はこの単語が嫌いなんですが笑
もしこの微積物理を学んでいなかったら私がここまで物理を好きになり,偏差値70を超えるような得意科目になることはなかったでしょう。
そのくらい大きなきっかけでした。
微積を用いるのは一般には邪道・非効率などと言われています。
確かに,分野によってはオーバーワークなところもたくさんあります。
しかし、一部私立医や旧帝医の問題では「完全にこれ微積がテーマやん」みたいな問題もよくみられます。
別に解くときに微積を使う必要はありません。
ただ
- なぜ万有引力のポテンシャルエネルギーはあんな式になるんだろう?
- 交流のインピーダンスってなんで生じるんだ?
といった疑問を解消しておくのが大事だと思ってます。
公式の導出くらいはビビらずに微積を介して理解しておくのがおすすめです。
微積物理に関してはたくさんの記事を書いていますので是非そちらも参考にしてください!
ひとこと
さて、今回の記事では私の物理の勉強法を紹介しました。
特に、最後の微積を介した公式の背景の理解などは特におすすめです。
「物理は0点か100点か」などと言われるくらい、得意な人と不得意な人で差がつきやすいです。
みなさんも物理を得意科目にして周りの受験生を一歩リードしてみませんか??
物理を好きになると問題を解くのが本当に楽しくなります。
これを読んでくれた方が物理を得意科目にし、
入試という枠組みを超えて物理という学問を楽しんでくれることを心から願っています。
それでは〜〜( ´ ▽ ` )ノ