どうも、悩める医学生、しらいです。
久々のブログ更新でございます。
すっかり北海道も暑くなってまいりました。。
さて、今回の記事のテーマは「デジタルvs紙媒体」
最近はiPad等の電子媒体を使って勉強するシーンが多くなってきましたね。
とりわけ、勉強においてどちらが結局おすすめなのか?
iPadで勉強するようになって電子媒体の便利な点や、逆に紙の方が便利な点に気づくと思います。
また、これから初めて電子媒体を取り入れて勉強する方も、この記事を読んでおくと参考になると思います。
というわけで、電子媒体と紙媒体、それぞれのメリットとデメリットを挙げながら両者を比較していきましょう。
目次
電子媒体(iPadやタブレット等)を使うメリット
電子媒体のメリットはなんといっても、その携帯性と編集のしやすさにあります。
携帯性とアクセス性
何千何万ページもの書類がたった一枚のタブレットに収納できて、かつ、持ち運ぶことができます。
辞書のような分厚さの医学書も何冊でも持ち運び可能。
いつでもどこでも閲覧することができます。
共有や保存が簡単
端末間の共有機能も優れています。
例えば、Good Notesというアプリでは、iCloudを通してタブレット、スマートフォン間で書類の共有が可能です。
また、他人にデータを送る際は共有ボタン一つで相手端末へ、メールやAirDropで共有可能。
さらに、大学の講義資料等も印刷せずともpdfファイルをダウンロードすれば、そのまま書き込むことができます。
優れた編集機能
ノート作成という観点では、コピー&ペースト機能をはじめとする、デジタルならではの機能が活躍します。
何色もペンを持ち運ばなくても多色でノート作成が可能です。
さらに、訂正したい場合は取り消しボタンで一発です。
貼り付けたい画像があればのりを使わずともすぐ貼り付けることが可能なので,
知らない用語の横にWikiのページを貼り付けるなんてこともできます。
検索機能
こちらは使用するアプリの機能等で変わってきますが,pdfファイルなど、電子書類は文字検索機能が使えます。
気になる単語を検索すると、その単語が載ってある場所をズラーっとリストアップしてくれます。
この機能はめちゃくちゃ便利です。
もっとも重要な特徴の一つでしょう。
汚れない
紙の本はうっかりコーヒーやオレンジジュースをこぼしてしまうと、ふやけてしまいずっとシミやシワが残ってしまいます。
また、紙は実在するものなので、どんなに丁寧に扱っていても時間が経つにつれ、劣化していきます。
「年季が入る。それこそが紙のいいところなんだよ」という意見はさておき。
うっかり破ったりシミをつけたりすると、その部分の解読が不可能になるなんてこともザラにあると思います。
しかし!
電子媒体ではその心配は一切入りません。
さすがに端末にジュースがかかったらあれですが…
電子媒体を使うデメリット
万能で完璧とさえ思える電子媒体ですが、デメリットや欠点もあります。
今度はそちらを見ていきましょう。
初期投資
皆さんの嫌いなお金の話です。
電子媒体で勉強しようと思うと、本を購入するのに加えてさらに初期投資がかかります。
- iPad(3,4万円〜)
- 裁断機(1万円〜)
- スキャナー(1万円〜)
- Apple Pencil等のアクセサリ(1万円)
など、高額なものばかりです。
ちゃんとしたものを揃えようとすると、結構いいディナーが10回くらいいけます。
しかし、賢く買い物をすれば金額を減らすことも可能です。
まず、iPad等のタブレットは買うしかありません。これがないと始まりませんからね。
スキャナーはスキャン代行等のサービスを使えば、スキャナの購入は不要です。
まぁでも私は他人に本のスキャンを任せたくなかったので、自分でスキャナを用意しました。
スペックにこだわらなけば1万円くらいで購入できます。
次に裁断機ですが、これはあれば便利ですがなくても裁断は可能です。
一応言っておくと、裁断とは本の端を切って紙の状態にすることを言います。
こちらはロータリーカッターという魔法のアイテム(千円くらい)を使えば綺麗に裁断できます。
ちょっとコツが入りますがね笑
詳しくは以下の記事で↓
最後に、Apple Pencil等のアクセサリですが、これは無理に純正のものを使う必要はないと思います。
私自身、最初は純正のApple Pencilを使っていましたが,
キーボードと干渉して接続が切れたり、形状が微妙に使いにくかったりと、
正直あまり満足していませんでした。
そんなこともあり、思い切ってAmazonで売ってる互換製品(二千円くらい)に変えてみたのですが,
そんなに差はないです!!!
むしろこっちのが使いやすい!!
もちろん、性能は少しは劣ります。
純正のApple Pencilは筆圧感知機能が付いており、線の太さをペンの筆圧で変化させることができます。
しかし、デジタルで絵を描くようなことをしないかぎり、この機能は正直いらないと思います笑
互換製品でも十分綺麗に文字が書けます。
勉強で用いるなら無理に純正を購入せずとも、互換製品で済ませてもいいんじゃないかとというのが私の意見ですね。
このような工夫をすれば初期投資は5万円くらいで抑えることができます。
ページ間の移動が大変
お金の話が長くなってしまいましたが,まだデメリットはあります。
紙の本ではページに指や栞を挟んで、ページ間をダイナミックに行き来することができます。
これよくやりますよね。
索引とか調べてるときはほんとに使います。
しかし、電子媒体ではこのような芸当はできません。
違うページを見たかったらいちいちページを覚えてジャンプしないといけないし,
索引から調べるときとかは本当に面倒です。
紙媒体からデジタルに切り替えて初めて,同時に2ページ以上を開くことがこんなにも多いのかと思い知らされました。
端末が水没とかしたら全データが飛ぶ
まれにiPadが水没したり、落下などの損傷で中のファイルが一部,あるいは全部ダメになるなんてことがあります。
こうなったらもう悲惨です。
今まで書いたノートや大事な書類が全てパーです。
こうならないように常日頃からのバックアップが必須です。
私のおすすめは全ての書類データをiCloud Drive等に入れておくことです。
こうすれば、万が一iPadがぶっ壊れても、別の端末からiCloud経由でファイルにアクセスすることができます。
ソフトやサービスに大きく依存している
これは少し特殊、というか私が個人的に気になっていることなんですが,
電子媒体はそのサービスやソフトウェアに依存しているということです。
例えば、あり得ない話だとは思いますが、もしiCloudそのものがクラッシュしたら、ファイルが突然全てロスすることになります。
また、重要な書類を電子化したとしても、数十年後にはpdfという形式のデータは残っていないのかもしれません。
実は、上述の耐久面で行ったこととは矛盾するようですが,最後に残るのは紙媒体なんじゃないかなと思ってます。
紙は紙です。
実体です。
なので劣化はすれど、しっかり保存すれば100年後でも残ります。
1000年以上前の文書だって現に博物館に保存されています。
しかし、データは100年後にはそのまま残っている保証はありません。
データは消えるときはほんと一瞬です。
デジタル勉強カテゴリで語る範疇を超えている気がしますが,
私は昨今のデジタル化ブームに対してこの辺に違和感を感じたので、一応書いておきました。
紙媒体を使うメリット
紙媒体にも、もちろんメリットはあります!!
次はそちらをみていきましょう。
やっぱり書き込みは紙
考えてみてください。
紙の起源は紀元前です。
2000年以上の歴史を持つ紙が、20年やちょっとそこらの電子媒体に淘汰されることがあり得るでしょうか。
いや、ない(反語)
最近は液タブのように、タブレットを用いて描画をする方も増えてきているようです。
しかし、やはりメモを取ったり構想を練ったりする際は紙に書き出す方がずっと便利です。
私もよく難解なところは書いて考えていますが,いつも紙のノートを使うようにしています。
タブレットはやはり液晶なので,書いてる感じがちょっと違うんですよね。
ペン先がツルツル滑って無駄に疲れるというか。。。
よって、書き込みという点に関してはやはり紙の方に軍配が上がります。
液晶と違い目が疲れない
液晶越しに文字を見てると、ほんっっっっっっっっっとうに目が疲れます。
これを一限から四限まで続けるのはかなりしんどい。
その点、紙の本は目に優しく、液晶とちがい照明が画面に反射するといった、厄介なトラブルも起こりません。
目に優しいのが紙の大きなメリットの一つです。
紙媒体を使うデメリット
紙媒体のデメリットは、まぁ、わかりますよね。
電子媒体のメリットのまんま逆です。
- 重い
- 携帯性が悪い
- 加筆修正が大変
- 複製が困難
と言った具合です。
私なりの使い分け
さて、医学生でデジタル勉強を取り入れている私は、一体どのような使い分けをしているのでしょうか。
最後にこのへんをご紹介していきますね。
デジタルを使う場面
私が勉強でデジタル媒体を使う場面は主に以下のとき。
- 教科書や講義資料を読むとき
- 教科書や講義資料に直接書き込むとき
まぁ簡単に言うと、「読む」動作をするときにデジタル媒体を積極的に使っています。
あんな辞書みたいな医学書を毎回持ち運ぶのはしんどいので,iPadに入れて持ち運べるようにしています。
講義資料はオンラインで配布されることが多いため,そのままダウンロードして授業中に注釈をつけたりしています。
また、試験勉強の際はiPadで講義資料を読んで勉強しています。
紙じゃないと読んでも頭に入らないと言う人もいるので、その辺はお好みで。
紙を使う場面
では、紙はどのようなときに使っているのか。
すでに説明しましたが,何か考えるとき、複雑なものを整理するときに紙に書いて考えています。
また、問題を解く際は問題を印刷して、答案はノートに書いています。
これは完全に私の好みですが,問題を解くときはやっぱり紙なんですよねぇ笑
また、勉強とはあまり関係ありませんが,日記も紙で書いています。
↑中1から書き続けている日記。なんと2000日オーバー
理由は、これも好みが大きいですね。
筆圧や字の乱れにその時の感情が表れています。
感情を直接的に表したり、それを読み取ったりできるのも、紙の良さですよね。
結論
さて、長々と語ってきましたが,簡単にまとめるとこんな感じです
- 電子媒体はアクセス性や携帯性、加筆修正、複製に優れている
- 一方、紙媒体は書き込み、保存期間の面で優れている
とまぁこんな感じです。
これはあくまでも私の一例であって,全員に共通して当てはまるとは思いませんが、
ただ一つ言えるのは、紙媒体って意外と便利だよってことです。
デジタル化が推進するなかで、うまく紙媒体の良さを活かして、勉強や日常生活に応用されてはいかがでしょうか。
というわけで、今回の記事はここまで!
ありがとうございました!!( ´ ▽ ` )ノ