【当てはまったら注意】効率の悪い勉強法を医学生部生が紹介します。

どうももんじょーです。

今回の記事では勉強の効率についてまとめていきたいと思います。

私自身、受験時代は様々な勉強法を考え実践してきましたが、その中でも特に効率が悪いなと思ったものを上げていこうと思います。

それではまず一つ目から。

1.参考書にひたすらマーカーを引く

受験生がもっともやりやすい勉強の一つとして考えられるものは

「参考書を読みながら重要なところをマーカーで引く」

という勉強法です。

これに関しては私もやっていましたが、正直全然効果がないどころか、むしろマーカーを引くことで吸収が悪くなりました。

確かに、蛍光ペンを使って大事なところにマークしておくと、一回見ただけで重要なところがわかるので便利だと思います。

しかし、これをやり過ぎるとかえってどこが重要でないかが分からなくなるのでマーカーの引きすぎには注意です。

僕の目安としてはマーカーを引く箇所は多くても1ページに1つまで。

マーカーは本当に大事なところ一つに引くようにしましょう。

それ以上多くなるようなら引かなくてもいいと思います。逆にみにくくなるので。

また、マーカーを引くことで勉強した気になってしまうというのもありがちですね。

マーカーを引くということは「重要な事項を確認した」ということなので、確かに勉強した気になってしまいます。

当たり前ですが、それだけでは何の知識も蓄えたことになっていません。

3時間参考書を読んでマーカーを引いて、ふう、今日もよく頑張ったな

なんてことになってませんか??

あ、私だ…という人はもう一度勉強法を見直してみましょう。

また、マーカーを引くことによってマーカーの引かれていない場所が目立たなくなるといったことも起きてしまいます。

多くの科目に共通しているのが、重要な箇所はそれ自体で独立していないということです。

例えば数学の場合、公式は非常に重要な要素です。

ただ、これにマーカーを引きその公式だけに注意がいくようにしてしまうと、その導出過程や元になっている定義が曖昧になってしまう可能性があります。

数学において公式を単に暗記することは表面的な理解に終わってしまいかねません。

他の科目でも同様で、重要な箇所をただ暗記するのではなく、

なぜ重要なのか

どのようにして成り立っているのか

これらを重要視するようにしてください。

受験で問われるのは単純な暗記ではなく、体系化された知識です。

こう考えるとマーカーを引く意味は薄いように思えます。

私自身、成績のよかった英語や物理でマーカーを用いたことはありません。

マーカーを使わなくとも重要なところは手を動かして数式を書くなり声に出すなりして脳で体系化していました。

書いて考えない

書いて考えよ

手を動かせ

文字というのは人類史上古来から伝わる非常に便利な”道具”です。

この便利な道具を使わずに勉強するのは圧倒的に非効率です。

勉強そのものを否定しているといっても過言ではありません。

特に、数学や物理、地理など、流れが重要な科目では、必ず書いて考えるようにしましょう。

例えば、物理の教科書をただ眺めるのはNGです。

教科書をただ眺めて数式を追っていても、「理解した気になる」だけです。

白紙の紙になんのヒントもなしで、物理の公式を導出する流れを書けるようになって初めて「理解した」という状態になるのです。

また、書いて考えるのは他のいろんなことにも有効です。

頭で考えてわからなかったことも、紙に書いて整理すると案外すんなり解決することもあります。

勉強だけではなく、日常生活にも「書いて考える」を使ってみてください。

多過ぎる勉強時間

よくTwitterなどのSNSで

“#16時間勉強チャレンジ” 

みたいなものを目にすることがあります。

まず言っておきます。

非効率なのでやめましょう。

当たり前と感じるかもしれませんが、同じ100時間でも1日1時間を100日と1日10時間を10日の場合だと、前者の方がより深く定着されます。

学力とはワインのように、時間をかけてじっくりと磨いていくものです。

たくさん勉強した(気になっている)自分に酔うのはほどほどにしておきましょう。

SNSで承認欲求を満たすためだけに非効率な勉強をするくらいなら寝た方がマシです。

ちなみに私は一番勉強した時期でも1日11時間くらいでした。

寝ない、徹夜をする

先ほどの内容と似ている気がしますが、また別の話です。

受験本番が近くなると、焦って夜遅くまで勉強してしまう受験生がたくさんいます。

睡眠は勉強する上で一番重要と言ってもいいでしょう。

寝不足の日と早めに寝て十分睡眠を取った日とでは、集中力が格段に違います。

受験において大切な記憶の定着も睡眠に大きく影響されます。

睡眠時間は十分に取りましょう。

そして朝8時には絶対に起きましょう。

休憩を取らない

長時間座って勉強していると、集中力が切れていきます。

人間の集中力には限界があります。

集中力が切れてきているのに、無理して座って続けようとするのは非効率です。

勉強している時に

「あ、ちょっと集中力が切れてきたかも…」

と感じたら迷わず休憩を取りましょう。

この時に大事なのが、必ず立ち上がるということです。

ずっと座っていると下半身の血流が悪くなります。

また、姿勢も悪くなるので肩が凝ったり首が痛くなったりします。

こういったことは勉強にも生活にも悪影響なので、1時間に1回くらいは立ち上がって少し歩いて休憩しましょう。

ただし、過去問対策の時は別です。

間違っても制限時間3時間のテストなのに、途中で休憩を挟んだりしないようにしましょう。

過去問対策は必ず制限時間通りに行いましょう。

(※個人差あり)音楽を聴きながら勉強

音楽を聴きながら勉強する人はたくさんいると思います。

これについては様々な議論がなされており、いまだに明確な結論が出ていないテーマではあります。

私自身も音楽を聴きながら勉強をしたことがあります。

というのも、ある本で音楽を聴きながら勉強することが推奨されていたからです。

結論から言うと、私にはながら勉強は非効率だったみたいです。

私自身が音楽を聴くのが好きなので、勉強中どうしても音楽の方に気が向いてしまいます。

ながら勉強がはかどるという方も中にはいるので、一概にはいえませんが

私のように音楽を聴きながら勉強するとどうも集中できない、という方はやめておいて方がいいと思います。

その他 効率の悪い勉強法

ベッドで勉強

座って勉強してください。

私もベッドで勉強して何度も寝落ちして後悔しました。

スマホながら勉強

ゲーセンで友達が横で遊んでいるよこで勉強しているようなもんです。

ひたすら書き殴る

私はお勧めしません。飽きて定着が悪くなる気がするので。

教科書と同じ内容をきれいにノートにまとめる

教科書で十分です。

最も効率の悪い勉強は、効率の良い勉強法を追求しすぎること、またはその逆

人間は成長するにつれて失敗を恐れるようになります。

昔は良くも悪くも勉強する時に効率なんて考えてませんでした。

しかし大人になるにつれ、効率の悪い勉強に気づくこともあります。

そういった経験から効率の悪い勉強をしないようにと、失敗を遅れて避けてしまう傾向があります。

しかし、効率を追求しすぎるのもNGです。

勉強で一番大事なのは「やった量」です。効率ではありません。

勉強法に関わらず、結局どれだけやったかで差がつきます。

まずは勉強してみる。

そして時には効率の悪い勉強法で時間を無駄にすることもあるでしょう。

しかし、そこで改善してだんだん自分にあった勉強法を確立していく。

その過程が一番重要だと思いました。

ただ、そこで自分が効率の悪い勉強をしていることに気づかないのもダメです。

確かに、他人の勉強法をまねるのも良いと思います。

しかし、やはり一番良いのは勉強していく中で自分にあった勉強法で勉強することだと思います。

くれぐれも効率を追求しすぎないようにしましょう。

また、逆に効率を追求しなさすぎるのも良いとはいえません。

ひとこと

ここまでたくさん効率の悪い勉強法を紹介してきました。

しかし、効率至上主義になるのもダメだと最後に紹介しました。

勉強法はたくさんあります。

今回紹介した勉強法の中にも、ある人にはマッチする勉強法があるかもしれません。

どうかこの記事を鵜呑みにせず、あくまで参考にしながら勉強に専念されることを願っています。

それでは!!

勉強頑張りましょう!!( ´ ▽ ` )ノ