どうも、しらいです( ´ ▽ ` )ノ
今回の記事では私の医学部面接エピソードを語っていこうと思います。
みなさんは医学部面接をどのように捉えていますか?
受験生
などというようなイメージを持っている方もいると思います。
私自身もそうでした。
しらい
というように、完全にナメてかかりました。
私は北海道大学医学部医学科を受験しました。
結果から申し上げますと、
49.00/75(65.3%)
全科目中最低得点率
という驚異的な点数をたたきだしてしまいました…
参考↓
【成績開示】北海道大学医学部医学科に合格しました。というわけで今回は失敗した原因に触れながらエピソードを語っていきます。
あと、こうならないための最低限の対策や、医学部面接に対して私が思っていることも書いていこうと思います。
動画(YouTube)↓
目次
【失敗1】志望理由がショボかった
まず考えられる原因の一つに志望理由がショボかったというものが挙げられます。
医学部面接で評価されるポイントは様々だと思います。
ですがやはり、一番重要なのは「志望理由」です。
志望理由をきちんと用意できていない受験生は
「本当に医学部に入りたいのか?」
「ウチじゃなくてもいいんじゃないか?」
などという印象を与えてしまいます。
減点対象になるだけではなく、大した志望動機もない意識の低いヤツだという印象を持たれてしまいます。
私の場合どうだったかというと、
事前にきちんとした志望動機を考えていなかった上
前日適当に用意した2、3行の志望動機もまともに説明できませんでした。
面接官の方から
「…以上ですか…??」
と言われたときはもう終わったなと思いました。
【失敗2】医学的な質問に答えられなかった
医学部面接において問われるのは志望動機だけではありません。
医学部へ進学する以上、医学的な質問をされることがあります。
私の面接でも4つほど医学的な質問をされました。
しかし、なんと4つ中3つは何もわからなくて答えることができませんでした…
面接室から出たあとはうわの空で札幌の街を彷徨っていました。
ちなみにされた質問は
- iPS細胞について知っていることを述べよ
- ノーベル医学生理学賞受賞者で田中伸也教授以外を一人あげよ
- 初期研修医制度について意見を述べよ
あと一つされたのですが、内容を忘れてしまいました…
なんせめちゃくちゃテンパってたんで…
「なんだこの意識の低い受験生は…」
と思われていたに違いない(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
【失敗3】人と話すのに慣れていなかった
研究医を志望している人もいると思いますが
医学部を目指す人はおそらく臨床医志望が多いと思います。
そして、臨床医になる上でもちろん医学知識も必要だと思いますが、
その前提としてコミュニケーション能力が必要不可欠です。
患者さんとしっかり意思疎通をし、正確に診断する。
そういった能力も医師になる上では絶対に必要です。
こればかりは客観的な判断になるので正確にはわかりませんが
私の面接態度は良くはなかったと思います。
一応、目を見て話すということにだけは意識していました。
しかし、緊張のあまり言いたいことをスムーズに言うことができませんでした。
せっかく用意した体裁だけの志望動機もうまく説明できませんでした。
これには原因があります。
というのも私は浪人時代、ほぼぼっちで過ごしてきたため人と話す機会が全然なかったからです。
人と話すのに慣れていない人間が急に面接を受けると悲惨なことになるのは目に見えてます。
面接にはある程度のコミュニケーション能力は必要です。
面接による地域優遇はあるのか?
ここからは余談になります。
全国には面接に配点がある大学がいくつかあります。
北大の面接にも配点がありました。
75点、理科1科目と同じ配点です。
そう考えるとかなり大きいウェイトを占めていることがわかりますね…
よく、
県内や現役の生徒は点が高く付けられている
逆に浪人や県外の人は低く付けられている
などといったことを耳にすることがあると思います。
それについても触れておきましょう。
完全に統計をとったわけではないので断言することはできませんが、
あくまで私の周りを見た感じで言えば
そのような得点調整は多少は存在するかも
ということです。
こればかりは本当にわかりません。
が、
私の周りには私がされたような”医学的な質問”を全くされなかったという人もいました。
鵜呑みにしないでくださいね(^^;
でも大学側の気持ちになれば、そういった得点調整があるのも納得がいきます。
県内の生徒の方が将来その地域に貢献してくれる可能性は高いですからね。
また、当たり前ですが浪人生は現役生より多く勉強しています。
多少は厳しい目で見られるのも納得がいくと思います。
私の個人的な意見
さて、私の個人的な意見を述べておきます。
医学部受験において、県内の生徒を優遇したり浪人生を少し厳しく見たりするのは妥当だと思います。
しかし、面接点を課すのはちょっと…という気持ちもあります。
面接点を課しておけば、男女差別や浪人差別が合法的に行うことができるからです。
ただ、それを批判してもシステムが変わることはないでしょう。
浪人生なら現役生よりも多く勉強しています。
県外生ならわざわざ県外に行ってまで行きたい大学を選ぶわけです。
一番大事なのは
“万が一多少の減点をされても問題ない”という気概を持つこと
だと思います。
キレイ事ではないです。
私自身、面接点が半分でも合格できるように志望校対策をしてきました。
浪人や県外生として受験するということはそういうことなんだと思います。
結論、しておくべき対策は?
さて、長々と意見を述べてきましたが話を戻します。
私の散々だった面接エピソードをもとに、やっておくべき対策をリストアップしておきましょう。
- 志望動機だけは綿密に。なぜ医学部に入りたいかだけではなく、なぜその大学がいいのかまで考えておく
- 普段から少しは医学の興味を持っておく。
- 最低限のコミュニケーションができるように、普段から人と話す機会を作る
志望動機や医学知識は事前に用意しておきましょう。
面接態度については客観的判断が必要です。
友達同士で質問しあうのがいいと思います。
自分の態度や話し方がどう聞こえているかを教えてもらいましょう。
学校などで模擬面接などもしてくれたらいいですね。
相手の目を見てハキハキと話すことを心がけてください。
。。。
最近は医学部面接の本もあるみたいですね。
しかし、私はこういったものをする必要はないと思います。
(面接を失敗した私が言うのもなんですが…)
私の成績開示を見てもらったらわかりますが、面接点こそ低いかもしれませんが、他の科目で十分挽回できています。
一番重要なのは筆記試験の点数です。
ぶっちゃけ
面接が多少悪くても合格できます
面接対策に多くの時間を費やすくらいなら、他の科目の勉強をした方が合理的と言えます。
くれぐれも面接対策に気を取られ過ぎないように…
ですから前述したように、志望動機だけはしっかりとしたものを用意しておきましょう。
行きたい大学のことをしっかり調べておき、関連する医学ニュースや研究なども少し調べておけばそれで十分だと思います。
医学部面接は受験生にとって得体の知れない厄介なものだと思います。
しかし、志望動機が明瞭なら何も恐れることはありません。
合否に与える影響もそこまで大きくはないです。
ですから普段の勉強をしっかりしつつ、面接に関しては最低限のことをしておけばいいでしょう。
受験は不安との戦いですが、この記事で受験生のみなさんの不安が少しでも解消されたらと思っています。
今回の記事はここらで終わっておきましょう。
以上、面接エピソードでした!!
それでは( ´ ▽ ` )ノ