進路相談で無理だと説得され、危うく人生が変わりかけた話。

どうも、しらいです。

11月も下旬になり、いよいよ入試本番が近づいてきました。

試験直前になると必ずあるのが、そう、

進路相談、志望校面談

です。

今回は私の志望校面談のエピソードをお話していこうと思います。

センター試験自己採点

昨年度大失敗したセンター試験。

今回はもう失敗できないぞ!!

そう意気込んでセンター試験でしたが、

自己採点してみると…

センターリサーチ
  • 英語 194/200
  • リスニング 46/50
  • 数学① 90/100
  • 数学② 100/100
  • 国語 157/200
  • 物理 90/100
  • 化学 79/100
  • 地理B 89/100

合計797/900(88.5%)

という結果になってしまいました。

これは目標点には20点ほど届いておらず、同じ大学を受験する生徒の平均よりも低いです。

しかし、

しらい

これでもまだ戦えるはずだ!

そう信じて私はセンターが終わった後も落ち込むことなく、すぐ二次試験対策に切り替えて勉強していました。

志望校面談(1回目)

自己採点日から二日後、志望校面談の日がやってきました。

私自身はセンター自体悪かったとはいえ、志望校を変えるほど悪い点数ではないと思っていました。

しかし、志望校面談でその考えは真っ向から否定されました。

。。。

チューターと対峙し、私のセンター自己採点を見るやいなや

「厳しいですね。志望校を変えましょう」

と何やら資料を取り出して、他の大学の偏差値やセンターボーダーが載ってある紙を見せてきました。

その資料に私の行きたい北大医学部も載っていました。

私の点数で換算すると、判定はDとなっていました。

ちなみにその資料によると、私の点数で判定がA、つまり安全圏となる大学はかなり少なく、私が行きたいと思う大学もなかったです。

私はもちろん否定しました。

しらい

いや、僕は北大を受けたいんですけど…

私がそのように言うと、

チューター

北大??北大だったらセンター9割ないと厳しい。特攻だと思ったほうがいいよ。

と言われてしまいました。

結局どこに出願するかも決めずに、志望校相談が終わってしまいました。

その日、少しイライラしながら帰ったのを覚えています。

なんだよセンター9割って、そもそも誰が決めた基準なんだ。

そんなことを考えながら家に帰り、黙々と二次試験対策をしていました。

母、襲来。志望校面談(2回目)

1月も終わりに近づき、そろそろ志望校を決めないとマズイ時期になってきました。

しかし、私は志望校を変えないの一点張り。

チューターは志望校を変えなさいと折れることない

といった膠着状態が続いていました。

そんな中、母親が突然こちらへ来るとの連絡が入りました。

目的は来る前からわかりました。

「ああ、志望校を変えに説得しに来たのか。」

そう確信しました。

そして、2回目の志望校面談。

今回は私、母親、チューターの三者面談でした。

今回もチューターは折れてくれることなく、しかも母親もそっちサイドだったので、かなり押されてしまいました。

「あなたはセンターで失敗してるから二次で取り返さないと行けないのに、この模試の偏差値では厳しい…」

などと、実際のデータも持ち出して反論され、為す術もないといった状態でした。

結局この面談でも志望校は決まることはありませんでした。

面談のあと母親と色々と話しましたが、結局納得してもらうことは出来ませんでした。

どうすればいいのだろう…

反発されているうちに自身を失い、勉強にもだんだん手がつかなくなってきました。

このときにはもう、もとの志望校に出願する自信を失っていました。

家族からのLINE

つぎの日、兄弟からこんなLINEが来ました。

おそらく、私意外の家族で私が志望校を変えようとしないことについて

みんなで話し合ってくれていたみたいです。

普段連絡なんてめったによこさないのに、、、

あまりの気遣いに涙が、、、

まぁ、こぼれなかったんですが(´・д・`)

しかし、これを見て少し元気が出ました。

猛反発をくらい萎縮していた気持ちも、少しマシになりました。

私の兄弟は私の考えを尊重してくれているみたいです。

少し無茶なことを言っているような気もしますが…笑

さらに、私の祖母からもLINEが来ました。

さすが年長者…

説得力があるなと思いました。

私の考えを否定も肯定もしないが、ものすごく的確な助言だなと感じました。

「感情でなく理性で選べ」

このLINEは今もメモ帳に保存してあるし、私のその後の人生の考え方にも影響を与えています。

つまり重要なのは

「自分の頭で判断する」

ということです。

そうやって親族からのメッセージに背中を押され、自分なりによく考えました。

そうして私が出した答えは、

「志望校はやっぱり変えない」

家族からのLINEが出願の決め手になりました。

チューターや両親も納得はしてくれませんでしたが、もとの志望校に出願しました。

私が思ったこと

敵ではない

結果、無事志望校には合格して、めでたしめでたし、と話は終わります。

ここからは私の考えていることを少し書かせてください。

この話ではまるでチューターや両親が、悪であるかのような気になってしまいますが、全くそんなことはありません。

母親はわざわざ飛行機に乗って私に会いに来てくれました。

チューターさんも親身になって考えてくれました。

実際、受験前日に心配して電話もかけてくれました。

今思えば申し訳ないと思っています。

誰一人として私の敵はいませんでした。

数値やデータをどう捉えるか?

進路相談では判断材料は偏差値や点数など、実際の数値です。

チューターや指導員はそのようなデータをもとに、生徒一人一人を指導します。

しかし、当然のことながら受験における実力はセンターの点数や偏差値では決まりません。

かといって、自分以外の人がそれらの数値以外で実力を判断することはできないと思います。

だから偏差値や点数で判断するのは仕方のないことだと思っています。

ですから私に反対したチューターさんに一切非はありません。

精一杯尽くしてくれたと思ってます。

肝心なのはその情報をどこまで参考にするか。

私が志望校面談のときの話を鵜呑みにしていたら、結果はもっと違っていたと思います。

かといって、数値などのデータを一切気にせずに特攻するのも愚かなことでしょう。

私は特攻したつもりは全くありませんでした。

過去問を解いてみても、センターの分を二次で挽回できる自信はありました。

進路相談のときは、もちろん数値やデータも重要な判断材料になりますが、

最後に決めるのは自分です。

周りの意見も取り入れつつよく考えて選ぶべきだと思います。

結論:受験は結果がすべて

最後になりますが、ここで結論を言っておきたいと思います。

ここまで偉そうに語ってきましたが、私が偉そうに語れるのは「受かった」という結果があるからです。

どちらが正しいかなんて考えるだけナンセンスですが、

私の選択は少なくとも”結果的には”間違ってなかったと言えるでしょう。

仮に私が受かっていなかったら、私の選択は間違っていたということになります。

受験は結果が全てだと思います。

誰が正しかったかなんて蓋をあけてみるまでわからないのです。

受験前に何を言われていようと、結果出したやつが偉いということです。

直前期の進路選択のときは特に、周りの声や雑音に敏感になります。

私自信もそうでしたが、志望校選びのときに周りからの意見や嘲笑に耐えられず、意志が揺らぐ人がいると思います。

周りのいろんな声に惑わされている人が多くいるはずです。

ですが、自分の実力を一番知っているのは自分です。

どれほど模試でA判定を取ろうと、冊子掲載しようと落ちたら元も子もないです。

逆にどれだけE判定を取ろうと、合格してしまえばその過程などどうでもいいわけです。

勝てば官軍です。

大事なのはよく自分で考えることです。

実際のデータや数値を参考に、最後はあくまでも自分で考え、行けると思ったら自分を信じてそこへ向かえばいいと思います。

長くなりましたが、以上となります。

この記事が少しでも受験生のお役に立てれば幸いです。

応援しています。

最後までやり抜いてださい!

それでは( ´ ▽ ` )ノ