どうも、迷える医学生しらいです。
浪人は、つらい。
私も一年間河合塾で浪人していたが、当時は相当ストレスを抱えていたのを当時の日記を見ると思い出す。
一部には
「浪人って最高!」
「浪人楽しすぎ!」
みたいなことを言っている輩がいるが、これは虚勢を張っているだけか、マジで全く勉強せずに遊びまくっているだけだ。
普通、浪人はつらいものだ。めちゃくちゃ。
それでは、具体的に何が辛かったのか?
今回はそれを記事にしていこうと思う。
これから浪人する方、また、絶賛浪人中の方の共感を得られたら嬉しく思います。
目次
複雑な心境
合格発表の時期を迎えると、同胞たちが次々と大学に合格していく。
そしてたくさんの合格報告を聞くことになる。
あいつは受かると言われていた人が落ちたり、逆に受かるわけないと思われていた人が何故か受かったり…
すでに自分の浪人が確定している場合は結構メンタルにくる。
周りがバンバン受かっていく中、自分だけが未だに受験勉強をしている。
この疎外感…
死ぬほど辛かった。
今でも鮮明に覚えている。
まぁ、自業自得なんだけどね。
特に、仲が良かった友人が受かって自分だけが落ちたときは、本当に複雑な心境だった。
「おめでとう」とは言うものの、心の奥底から喜べない自分がいる…
正直この瞬間が浪人していて一番つらかった。
生活リズムの維持
浪人は自由。
浪人する場合、半分くらい、あるいはもっと多くの人が親元や実家を離れて浪人をするのではないだろうか。
また、そうでないにしても、浪人生活には遅刻も欠席もない。
よほど規則の厳しい予備校でない限りは、全ては自己責任。
そう、浪人はいい意味でも悪い意味でも自由だ。
これにより何が困難になるか。
そう、朝起きるのが難しくなる。
高校の頃は遅刻したら怒られるし、何より恥ずかしい。
だから死ぬ気で遅刻を回避しようとした。
一方浪人では、万が一寝坊しても、
「まぁ、今日くらいはいいか…」
で終わってしまう。ついつい甘えが出てしまう。
ちょっと気分が乗らないときは
「もう今日サボっちまうか」
とサボることもできる。
また、私なんかは特にそうだったが、一回生活リズムが崩れると取り戻すのが大変だ。
- 寝坊する
- 昼くらいに起き出す
- 夕方くらいからようやく本調子
- 気づいたら夜になって、「あぁ、今日も勉強できなかったなぁ」とベッドの中で後悔
- 後悔するから寝れない
- 寝れないから結局朝起きられない(1.に戻る)
これの無限ループに陥る。
このように浪人生活では生活が乱れがちだ。
そして一度予備校をサボりだした人は、まず間違いなく落ちこぼれる。
対処法
これには対処法がある。
それは
友だちを作って午前中に予定を入れること!!!
これに尽きる。
友達と朝9時くらいに駅で集合して、予備校に行く、というのでも全然構わない。
大事なのは他人を巻き込むこと!!!
無理矢理にでも午前中に用事を作って他の人を巻き込まないと、二度寝に逆らってベッドから起き上がるのは至難の業だと思う。
大学生になった今でも、午前中に用事があったら起きられるが、そうでない場合はダラダラと二度寝してしまうことが多い。
よって、同じ予備校の浪人仲間などと駅などで待ち合わせをし、一緒に登校するなど、
そういった対策をしておこう。
同級生たちのキラキラInstagram
自分が勉強している中、大学に合格していった同級生たちは、サークルなり部活なりに入って楽しそうに過ごしている。
そしてSNSを入れていると、必ず彼らの投稿が目に止まる。
あれだけがまんしてきたもんですから、馬鹿騒ぎしたり少し調子に乗った投稿も多く見られることでしょう。
そう、彼らには何の罪もない。
しかし、それが浪人生にとって大きなストレスとなるのだ。
インスタのストーリーを見ては
「なんで私はこんなことをしているんだ…」
と悲しい気持ちになった。
対処法
対処法は至ってシンプル。
アプリを消す!!
なんだったらアカウントごと消す!!!
私も高校卒業後、TwitterとInstagramのアカウントを新規に作ったが、高校同期のキラキラした大学生活を横目に勉強するのがつらすぎて、一瞬でアカウントを削除しました。
浪人期のSNSは精神衛生上良くない。
やめましょう(キッパリ)
対処法②
また、アプリを消す以外にも、「浪人仲間と話す」のも一つの手だと思う。
「あいつらはいいよな。俺らも今年こそ受かって見返そうぜ」
なんてことを浪人仲間と夜な夜なLINE電話で語り合ったのを覚えている。
そしてそうやって苦い思い出を共有した思い出は、あとになって本当にいい思い出になる。
対処法?
私は一風変わった対処法をいっとき取り入れていた。
悔しさはバネだ…
気に入らなかった同級生のイキった大学生ツイートを拡大コピーし、
それを机の前に貼っていた。
これを毎日眺めることで、
「今年こそは受かってこいつらを見返すんだ」
と奮起した。
しかし、友人たちにそれを見られ
「流石にやばい笑」
「お前頭おかしいぞ笑」
と言われたのでやめてしまった…笑
浪人生同士のカップル
苦境はときに、人と人の結束を強める…
私は同じ予備校の校舎で次々と浪人生同士のカップルが誕生していくのを見てきた。
俺なんて同じクラスにまともに話せる友達一人もいなかったのに…!!!
私は浪人の頃、今では考えられないほど人見知りを極めていた。
不合格だったストレスでどうかしてたのだろうか。
そんなわけで友達も自由に作れない私なんかが、同じ予備校の女の子を口説くなどといったことは到底不可能だったのだ。
私は「いいなぁ俺も勉強応援してくれるパートナーがほしいなぁ」
といいながら、画面越しに女の子と触れ合っていた…(これは地獄)
対処法
これは先程もいったが、
悔しさはバネだ…
どれだけ羨ましくても今だけは我慢しよう。
彼らを横目に
「こんなやつに負けてたまるか」
と必死に努力するのです。
現役の追い越し
浪人初期は当たり前だが、すべての分野が一通り終わっている浪人生のほうが圧倒的に有利になる。
よって、模試でも最初の方は無双できることも結構ある。
しかし、秋頃になるとそれは一転して、一気に現役生が追い上げてくる。
運動部で言うなら、後から入ってきためちゃくちゃうまい後輩にレギュラーを奪われるような気持ちになる。
こればっかりは対処法も何もない。
気を抜かないように勉強を続けるのみ。
成績の伸び悩み・スランプ
成績というのは思うように伸びてはくれない。
一ヶ月真面目に勉強したのに、むしろ下がった!なんてことも多々ある。
特に浪人のようなプレッシャーのかかる時期ではスランプはしんどいものだ。
かくいう私も一時期全く勉強が手につかず、一気に成績が下がった時期があった。
対処法
対処法としては、ひたすら成果が出るまで待つのみ。
3ヶ月くらい成績の変化が出ないこともある。
大事なのは、「成果が出なくても続けること」
筋トレも同じ。
一日一日で体の変化には気づかないが、半年、一年と長い期間積み上げていくことで、結果的には大きな変化になっている。
一見無意味な小さな継続が、実は一番有効だったりする。
ひとこと
さて、辛かったエピソードを書いてきたが、どれくらい読者の方々にあてはまるのだろうか。
この時期、本当に辛くて何をやっているのかもわからなくなってくる。
実は最後に言ったことが一番大事で、毎日毎日目には見えないほどの小さな努力を最後まで続けることが合格の鍵になる。
一日30分だけ数学の問題をやる。
一日30分だけ英語の長文を読んでみる。
こういった地道で些細な努力を惜しまずに勉強を続けられる人が最後に合格を勝ち取る。
辛いだろうけど、今は頑張ろう。
悔しいけど、見返してやろう。
そういった気持で、さぁ、今日も机に向かいましょう。