こんにちは。しらいと申します。
私は高校までは学年でもかなり下の方で、怠惰な受験生だったのでした。
しかし、
浪人をきっかけに猛勉強し、結果一年で北海道大学医学部医学科に合格しました。
とはいえ、浪人中ずーっと勉強をしていたわけではありません。中にはサボっている時期ももちろんありました。
今回はそんな僕の「浪人生の一日」を見ていこうと思います。
目次
浪人開始~夏休み前(多分一番やる気があった時期)
ついに浪人がスタート!!
この時期は「今年こそはめちゃくちゃ勉強してやる!」と意気込んでいて、
一番気合が入っていた時期だったと思います。
平日スケジュールはざっくり書くとこんな感じでした↓
※24時間サークルメーカーというサイトで作らせていただきました。
(8:00~9:00)起床と朝食
充実した一日は早起きから始まります。
浪人の頃は朝8時までには起きるようにしてました。
朝ごはんを食べないと頭が栄養不足になってしまいます。必ず朝食は取るようにしてました。欠かしたことは一日も無いと思います。
(9:30~17:00)予備校
授業は1限から4限まで(日によっては5限まで)ありました。
河合塾は一コマ90分(長すぎ…)大学の講義と同じですね(^^;
さらに週5で授業があったので、意外と暇じゃなかったです。
浪人を始めたての頃は無限に時間があるように思っていましたが。
浪人生って意外と忙しい。
(17:00~19:00)自習or外出
17:30に授業が終わってもまだ家には帰らず、空き教室で自習をしてました。
家に変えると必ず効率や集中力が落ちるので、絶対に家には帰りません。この時間にその日の講義の復習や次回の予習を済ましていました。
ただ、気分が乗らないときは予備校を出て、市街地に遊びに行くことが多かったです。集中力が切れるとブラブラと散歩していました。
おそらくこの時間が僕の浪人時代の唯一の自由時間でした。
(19:00~21:00)帰宅、夕食、入浴
帰ってきてからすぐに夕食と入浴を済ませます。
正直、この時間をいかに短縮するかで勉強時間を取れるか取れないかがかかってたと思います。
夕食は流石にゆっくり食べたいのでテレビを見ながら食べてました。
夕食後はダラダラしがちです。なのでさっさとお風呂に入って頭を切り替え、夜の勉強に備えていました。
(21:00~24:00)勉強
夜の勉強時間は3時間くらい取ってましたが、これでも正直足りないくらいでした。
復習にかかる時間はおよそ3時間ほど。次の日の予習をしている暇はなかったです。
なので、私は週末にまとめてその週の予習を済ませておくようにしていました。
失敗しない浪人の正しい過ごし方を旧帝医学部生が教えますこうして、浪人スタート時から順調に勉強を進め、当時8割ほどだったセンターの点数も一気に800点まで上がりました。
また、記述模試の方も順調に成績が伸び、京大理系クラスで5位以内に入るほどの成績まで上がりました。
夏休み
浪人の夏休みについては下の記事でも説明しています。
浪人の夏休みで停滞期から抜け出し偏差値を70まで上げたときの話。スケジュールはこんな感じでした。↓
1日のスケジュール
- 7:15 起床
- 9:00 塾に登校し自習室に入る
- 13:00 休憩
- 14:00 勉強再開
- 20:00 帰宅
- 24:00 就寝
夏休みは家ではほとんど勉強していませんでした。なので勉強時間は一日10時間もなかったんじゃないんでしょうか。
また、この時期から倦怠期の予兆が現れていました(´・д・`)
秋頃(一番サボってた時期)
自分の中での欲を抑えていたストッパーが、とあるきっかけで崩壊しました。
そのきっかけとは、アニメです。
高3の頃、実はかなりアニメにハマっていて、それがきっかけで浪人をしました。
浪人ということもあり、ある程度は我慢はできていたのですが、カフェでつい…つい欲望に負けてしまいました。
忘れもしません。「Charlotte」というアニメでした。
夏休みまで順調に積み上げたものをぶっ壊して、身につけたものも取っ払って
私の浪人生活は暗黒時代に突入します。
この時期の一日のタイムスケジュールはこんな感じでした。
みてわかるように、授業以外の勉強時間がありません。
その上、予習も復習も全くしませんでした。
予習せずに授業を受けるのは、授業の効果をほぼゼロにしているようなものです。
また、復習をしないのでせっかくやったことも抜けてしまい、授業に出ていた時間をただただ浪費していくという、本当に無駄なことをしていました。
しかし、肝心の成績はというとそこまで悪くはなくて、
むしろ夏休みと一学期の貯金のためか成績はぐんぐん上がっていきました。
苦手だった物理に至っては名大オープン模試で全国40番台でした。
しかし、それがかえって僕の怠惰な生活を加速してしまいました。
家にいるときはアマゾンプライムでダウンロードしたアニメを見て、アニメに飽きたら「スクフェス」という音ゲーをずーーっとしていました。家でもどこでもシャンシャン。
また、講義さえもサボることが多くなり、後期の英語の授業などは殆ど出ていませんでした。
頭では「やばい」というのは分かっていた…
しかし、体が言うことを聞かない…
そうこうしているうちに、直前期になってしまいます。
また、フィーバータイムも無事終わり、成績はある模試を境にガクッと下がりました。
成績を見たとき、顔からすべての血がサーっと引いていくのがわかりました。
この模試をきっかけに、約3ヶ月にも及んだ僕の暗黒時代は半ば強制的に終了しました。
直前期(予備校で缶詰)
12月に返却された模試が悪すぎたのをきっかけに、
「これはまずい、やらないと終わる」
と本能で悟り、ついに勉強をし始めます。
一日のスケジュールはこんな感じでした。
今までで一番勉強していた時期だと思います。
勉強時間は一日12時間くらいでしょうか。人生で一番勉強したんじゃないのか…
このとき、私は家では絶対集中できないと悟りました。
今思えば、この判断がすべてを分けたんだと思います。
一日中予備校で缶詰状態です。夜もなるべく遅くまで残り、夕食後も勉強しました。
めちゃくちゃしんどかったです。
相当ストレスもたまりました。
肌も荒れました。
好きな音ゲーも一切封印して、アニメも全く見なくなりました。
また、家で勉強するときはスマホが邪魔だったので、電源を切って郵便ポストに放り込んで勉強しました。
この地獄のようなスケジュールを12月から2月の終わりまで、約3ヶ月続けました。
直前期のセンター模試は750/900程度で、二浪が頭をよぎりましたが、本番のセンター試験ではそこから50点近く上げて797点を取りました。
また、センター試験後もペースを落とすことなくひたすら勉強を続けました。
今まで受けた講義の全復習を2週間で終わらせ、後はひたすら過去問研究です。過去問は直近5年分を3回程度解きました。
こうしてたった一ヶ月という短い期間で僕の二次力は急激に成長していきました。
そして、試験本番。
得意の英語で85%、弱点の理科で80%と高得点を叩き出し、無事センターのビハインドをひっくり返して合格しました。
このときの頑張りがなければ、間違いなく合格はなかったでしょう。
人生なんて数ヶ月の努力で変えられるということがわかった瞬間でもありました。
【成績開示】北海道大学医学部医学科に合格しました。最後に。
今思えば山あり谷ありの浪人生活だったとおもいます。
成績が一気に下がったときは本当に受験をやめたくなりました。
センター試験後の進路面談でも
「お前は無理だ。諦めろ。」
とまで言われました。
これは本当に悔しかった。
でも諦めなかった。
どれだけサボっていても、諦める、これだけはしませんでした。
最後の気力で努力を続けました。
最後の最後まで努力すれば、案外なんとかなるもんです。
今この記事を見ている方。
もしかすると倦怠期の私のように、午前中は寝て過ごし、家でダラダラ勉強していませんか?昨日の失敗を引きずってませんか?
もしそうなら今すぐペンと紙を持って家を飛び出しましょう。
直前期でもまだまだ全然取り返しはつきます。
浪人生、受験生の皆さんが努力を続けられることを祈っております。
というわけで、今回の記事はここまで!