どうも、しらいです(`・ω・´)ゞ
最近大学受験向けの記事を書けてないなと思い、久しぶりに書くことにしました。
受験時代の記憶が少しでも多く残っているうちにいろんな記事を書くんだ…(´-ω-`)
さて、今回のテーマは英語試験対策です。
試験と言っても、私が今回想定しているのは二次型、筆記型の試験です。
共通テストの対策はまた別に書こうと思います。
ただ、試験と言っても大学ごとに傾向や形式が違うので、100%当てはまるかどうかはわかりませんが、できるだけ多くの人の参考になることを書いていこうと思いまする。
目次
長文問題
さて、ほぼすべての大学で必ず出題されるのは長文問題でしょう。
長文問題で最も重要なのは、英語を読み慣れているかどうかです。
英語はたった2週間読まなかっただけで全く読めなくなります
恐ろしい(´・д・`)
そうならないように対策をしておかなければなりません。
まずは問題ごとに傾向と対策を説明します。
その後、長文問題を読み慣れるための練習を説明します。
記号問題(内容一致など)には意外な落とし穴!!!
まずは記号問題。
内容一致とは、「~の説明として適切なものを選べ」のような問題です。
内容一致系の問題では、基本的には英文で該当箇所を見つけることができればほぼ100%解けます。
ただ、個人的には記号問題は難しい部類だと思っています。
なぜなら、記号問題はもっとも国語力が必要とされるからです。
実際、私がよくミスしていたのも内容一致の記号問題です。
内容一致の記号問題を解くプロセスはこんな感じ↓
該当箇所を発見→該当箇所の適切な言い換えを選ぶ
見た目は単純ですが、これは思った以上に厄介です。
そう、記号問題は意外な落とし穴があるのです。
選択肢の内容が文章の内容と一致していても、不正解になることがあるのです。
ちょっと例を出してみましょう。
うへぇめんどくせぇ。と思っても、ちょっとやってみてください。
英語に自信がある方でも結構間違えると思います。
このような文があったとします。
商業パイロットは忙しい。彼らに休憩時間はほとんどない。彼らの仕事は夕方に始まる。一日に2回以上のフライトがあるのが普通だ。一つのフライトが終わったらすぐに、次のフライトが待っているのだ。
では、問題です。
問.なぜ、商業パイロットは休憩時間が取れないのか?
- 彼らの仕事が夕方に始まるから
- 一日2回以上のフライトがあるから。
さて、簡単な国語の問題を出題しましたが、正解を選べましたか??
。。。
正解は②です。
どうでしょう。自身を持って正解を選べたでしょうか??
これは日本語の問題なので簡単でしたが、英語の問題となると途端に①を選んでしまう人が大量に出てきます。
そう、英語の問題だからと言って国語的に解くことができていない人が多いのです。
今回間違えて①を選んでしまった方は、
受験生
みたいな解き方をしていませんか??
このような解き方は非常に危険です。
実際、この問題も①はたしかに、文章中に記述はありましたが、
パイロットが休憩を取れない直接的な理由ではありません
夕方に仕事が始まるからと言って、休憩が取れない理由にはならないからです。
英文をただなんとなく訳して解くのではなく、
「本文にそう書いてあるから正解だろう」と安直選ぶのでもなく、
国語の問題のように論理的に解くことを心がけましょう。
記号問題(穴埋めなど)
穴埋め形式の問題では、文が理解できているかが問われます。
これも国語の問題なので、訳さえできれば国語力の勝負です。
ただ、内容を理解せずになんとなく訳しながら読んでいると、解くことはできないでしょう。
筆者の主張、論理展開などを押さえながら、結局何がいいたいのか??を意識するようにしましょう。
時間に余裕があれば、段落ごとに短い要約をメモっておくといいです。
私はセンター試験の長文でこれをやっていました。
記述問題(内容説明)
個人的な意見ですが、内容説明の記述問題は比較的簡単な部類だと思います。
こういった問題は、該当箇所さえ見つけることができたら、あとはそこを正確に訳して答えたらいいだけです。
基本的に該当箇所の和訳と思ってもらっていいと思います。
ただ、中には要約して簡潔に述べる必要がある問題もあると思います。
そういった問題で大切なのは
- 「何が大事なのか」を一言で表す。
- そして、その核に肉付けして解答を作る
という解き方をするとスムーズに解答できます。
和訳問題
さて、私の一番の稼ぎどころだった和訳問題です。
下線部和訳がでたら心でバンザイしていました。
とはいっても、気をつけるポイントはいくつかあります。
まずは、問題をよく読みます。
「it,thisの指すものを明確に~」
などという記述があれば、要注意です。
また、文を理解せずに和訳するのも危険です。
正直なところ、文を読まずに和訳できる問題も結構ありますが、
意味が不自然になったり、意味を取り違えたりする可能性があります。
ですから、必ず和訳する文の前後の文をしっかり読むのが大切です。
和訳で大事なのは、構文などの文法的なアプローチと文章の文脈的なアプローチです。
【重要】読むスピードを維持、上げる
さて、もっとも重要なのは英文を読み慣れておくことだと説明しました。
ここからはその具体的な方法を紹介します。
読むスピードを上げる、キープする方法は主に二つです。
一つは「実際の入試問題を解く」ことです。
ただ読むだけでは、飛ばし読みしたりいい加減に読んだりしがちです。
しかし、問題を解くとなると文の理解をしなければならないので、そういったことが予防できます。
目安は文の量にもよりますが、一日2題程度解くのがいいと思います。
私は北大志望でしたが、名古屋大学の英語の問題を解いていました。
個人的には名古屋大学の英語が練習にオススメです(´-ω-`)
名古屋大学の英文は、簡単すぎず、難しくない。
問題形式もオーソドックスなので、練習には最適です。
私は名大の過去問を毎日2題解くのを10日ほど続けたあたりで、読むスピードがかなり早くなっているのを実感しました。
次に有効な対策として、「音読」があげられます。
音読がいい練習になるというのは嫌というほど聴いたと思いますが、実際その効果は非常に大きいです。
ただ、やり方には十分注意しましょう。
そもそも、音読は英語を左から右に読む練習です。
つまり、英語が苦手な人がやってしまいがちな、”帰り読み”を克服するためのトレーニングです。
文をなんとなく読んで、お経を読んでいるようでは時間の無駄にしかなりません。
音読の際は文の構造と意味をしっかり頭で理解しながら読んでいってください。
それができないのなら、音読のスピードが早すぎるということです。
少しゆっくりでもいいので、声に出して読んでみてください。
音読の効果は凄まじく、音読を続ければ英語がスラスラ読めるようになります。
左から右に自然に読めるようになるので、いちいち文中で躓くことがなくなり、読むスピードも上がります。
音読はめんどくさいですが、一日10分でもいいのでやるようにしましょう。
マジで世界が変わります。
文法問題
文法問題も二次試験で出題されることが多いです。
北大でも文法問題は出題されていました。
とはいっても、所詮文法なんて覚えているか覚えていないかで決まります。
解けないなら考えすぎず、割り切って飛ばすことも大事です。
文法書を一冊完璧に仕上げておくと十分すぎるくらいだと思います。
私はエンゲージという文法書を使っていました。
文法、語法、イディオムなど、大学受験の文法問題にほぼ全て対応できる範囲を網羅しています。
英作文
私は個人的には英作文は得意で、書くのも好きなんですが。。。
受験生の多くが英作文が苦手だという意見をよく聞きます。
英作文で大事なのは
- 構文を運用する能力
- 語彙を運用する能力
- 日本語を上手に変換する能力
の3つです。
構文を運用する能力
頭に入っている構文のレパートリーが多ければ多いほど、表現が豊かになり様々な文にも対応できるようになります。
とはいっても、基本的に使うのは中学英語レベルで十分です。
ただ、「知っている」と「使える」は全く別物です。
例えば、こんな文があったとします。
「彼女の欠席により、会議は中止になった」
という文があったとします。
これを英訳する際、どんな構文を使いますか?
Because of her absence ~ から始まる文で書けそうです。
また、
Her absence caused the conference to cancel などという無生物構文も使えそうです。
このように、実用できる構文が多ければ多いほど、表現できる幅が増えます。
ただ、多くの人はここまでは分かっているでしょう。
問題はどうやってそのレパートリーを増やすか。
「そんなん思いつかんわ」
と思うこともあるでしょう。
私の英作文の勉強法は至ってシンプルでした。
英作文の問題を解く→使えそうな表現をメモ
この繰り返しです。
解説を読んで、「なるほど、そんな言い方もできるのか」という経験の数が、今後の構文運用力の肥やしになります。
英作文用に参考書などを解いたことは有りませんが、それでも入試では英作文を得点源にしてました。
大事なのは、一つの表現に固執しないこと。
解説を読んで、「こんな表現もできるのか。使ってみよう。」
そういった心がけが大事です。
英作文に関して書くと長くなるので、また別の記事で書こうと思います。今回はこのくらいで。
自由英作文
英作文は日本語の文が与えられていましたが、自由英作文は与えられていません。
ただ、難しく考えないでください。
自由英作文も根本は英作文です。
つまり、
- 日本語で主張、理由根拠、結論をまとめる
- その後、それを英語で言い換える
この2ステップを踏むことで攻略できます。
ただ、注意点として理由や根拠に論理性がないといけないということです。
もうこれは国語の問題ですが、理由になってない根拠や不十分な根拠は減点対象です。
具体例でいうと、
「親はスマホ所持を禁止するべきだ」という主張の根拠として
「スマホは危険だ」という理由で片付けるのは不十分です。
何が危険なのかをしっかり論理的に説明しなければいけません。
「スマホはインターネットで何でもできる。子どもがインターネットの犯罪やいじめにあう可能性がある」
こういった説明が書ければ十分だと思います。
さて、北大でも自由英作文があり、大問一つを占めていました。
私がやった対策は、とにかく普段から論理的に主張する練習をしておく、というものです。
慣れていない状態で「ベジタリアンになるべきだ」という主張を論理的に説明するのは結構大変です。
本番でパニクらないよう、過去問などを使ってそういった主張を、まずは日本語で書けるようにしましょう。
対策まとめ
さて、長々と対策を説明してきたので最後にまとめておきましょう。
- 長文:入試問題を解いて、読み慣れておく。音読も大事。
- 文法:文法書一冊を仕上げておくと完璧。
- 英作文:構文のレパートリーを増やしていく。いろんな表現を使ってみる。
- 自由英作:普段から主張を説明する練習をする。あとはそれを英語に直すだけ。
こんな感じです。
英語は入学試験でも非常に大きなウェイトを占めます。
必ず毎日英語には触れておくようにしましょう。
いい忘れましたが、語彙を増やすのも超重要です。
普段使っている単語帳を何周もして語彙力を固めましょう。
というわけで、今回は英語の試験対策でした(`・ω・´)ゞ
それでは~( ´ ▽ ` )ノ