元浪人医学生による浪人あるある【25選】

どうも、しらいです。

私は以前受験に失敗し、1年間の浪人生活を送っておりました。

今回はそんな私の実体験をもとに、浪人あるあるを書いていこうと思います!

生活編勉強編心情編大学編4部構成で行こうと思います。

浪人あるある~生活編~

まずは浪人生の生活編のあるあるから行ってみましょう!!

1.とにかく自由!!

校則に縛られていた高校時代とは大きく変わって自由度の高い生活が始まります。

遅刻しても怒られない、サボっても何も言われない。

浪人時代からすでに自立は始まっているのです!!

浪人の難易度が高い理由の一つと言えるでしょう!

2.二浪してる先輩と会ったときの気まずさ…

春になり、予備校に入学。

入学したクラスの顔ぶれの中に、おや、見覚えのある顔が…

もんじょー

せっ、先輩!?

仲のいい先輩ならまだいいかもしれませんが

お互い顔だけ知ってるくらいの距離感だったときの気まずさは尋常ではないです。

ちなみに私は後者の方を体験しました…

3.最初はクラスがピリついていて話しかけにくい

入学したての頃は浪人が始まったストレスで、ややピリピリしている生徒が多いという印象を受けました。

逆に浪人が始まっていきなり

「うぇーい!!」

みたいな絡みをされたらこっちもちょっと引きます。

初期に友達の作る難易度が高いのは浪人の特徴だと思います。

ですがだんだん打ち解けて話せる人も増えていきます。

浪人は人と人の結束を強める要因ですからね。

4.重鎮みたいな浪人生がいる

まだ新学期が始まったばかりなのにやたら講師と仲いい人がいる。

そう、彼(もしくは彼女)は予備校の”重鎮”なる存在…

「あの人七浪してるらしいぜ…」

なんて噂を聞くことも。

個人的にはそういった方はみな親切でいい人でしたよ。

5.もう大学生気分の人がちらほら…

たいていの予備校では、勉強もせずに予備校の休憩スペースに群がっている人がいます。

人は彼らを、そう、”陽キャ”と呼ぶ。

しかし、勘違いしてはいけません。

あくまで予備校は勉強だけをするところです。

決して青春やリア充的日常を送る場所ではない!!

あんまり共有部分で騒いでると迷惑ですからやめましょう。

。。。

…え…私..?

…安心してください。

私はどちらかといえば”陰”の方でした(泣)

6.カップルの多さに驚く

浪人は人と人の結束を強める要因と言いました

そして、これはもちろん異性の間でも当てはまります。

お互い精神的にしんどい浪人生活です。

”誰か支えとなる人が欲しい”という心理が男女を結びつけるのです。

夏休み頃になると、

まあカップルの多いこと多いこと。

。。。

え、私…?

安心してください。

彼女どころか女子と話す機会がまずありませんでした(泣)

私のような惨めなボッチはそういったキラキラ浪人生を横目に

「こんな奴らに負けるもんか」

と涙を噛み締めながら勉強をするのです。

彼らより成績が良かったときはご飯が進みますが

彼らの成績が自分より良かったとき、この世の不条理を悟ります。

ああ、なんて悲しい世界なのだろう(´;ω;`)

7.なんらかの沼にハマる人がいる

浪人はメンタルとの勝負みたいなところがあります。

心の支えとなる”何か”に常に飢えている状態です。

そしてそれが悪い方向に転がることも。

そう、アイドルやアニメ、パチンコ、酒など…

浪人生を陥れるトラップはそこら中にあります。

私もアニメにハマり、勉強どころではなくなってしまった時期が三ヶ月ほどありました。

いや、こればかりは笑い事ではなかったですね…(´・ω・`)

8.同窓会(成人式)が厄介

一浪の人なら意地でも来年は同窓会に行くんだというプレッシャーにより

余計なストレスがかかってしまいます。

二浪の人は同級生が同窓会をしている中、一人試験勉強をしなければなりません。

特に同窓会は試験直前の一番多感な時期です。

同窓会の存在は予想以上に浪人生にとってのストレスになります。

9.Twitterを始める

彼氏or彼女がいない、友達も少ない…

誰かと繋がりたい…

そんな思いを抱えた人が集まる場所があります。

そう、インターネットです。

特に、Twitterでは浪人生同士が繋がる”浪人界隈”なるものが存在します。

私も浪人の時期にTwitterを始め、界隈の人たちと交流したりしました。

そのときに関わった人たちのうち何人かは今でも関わりがあります。

現代ならではの交流ですね。

ただし、何事もほどほどにしておきましょう。

前述の通り、浪人生はそのメンタルの不安定さ故、沼にハマりやすい傾向にあります。

Twitterにハマってしまい、勉強がおろそかになり結局不合格…

といった人も結構見てきました。

やりすぎには注意ですね。

最低限の使用に留めておくことを強くおすすめします。

やるときは自己責任で。

10.高校同期の浪人仲間と集まる

同じ高校から浪人を選択した同士はいるでしょう。

そういった仲間と数ヶ月に一回集まり、近況報告をするのも亦愉しからずや。

私は友達もほとんどいなかったので、たまに会う以外にもLINE通話をしたりすることもよくありました。

高校同期の浪人仲間は大切にしましょう。

お互い励まし合うのに最適の相手です。

11.一年は一瞬で終わる

まあまだ5月だし大丈夫でしょ…

まだ9月…

まだ12月…あれ?センターあと1ヶ月じゃね??

なんてしているうちにあっという間で浪人生活は終わってしまいます。

浪人生活は一日一日の小さな積み重ねがものを言います。

毎日を大事にしていきましょう!!

浪人あるある~勉強編~

次に浪人生の勉強編!!

1.現役よりも一歩踏み込んだ内容までやろうとする

浪人生のプライドの高さたるや。

私自身、”現役の頃の俺とは違うんだ”と自分に言い聞かせ

高校レベルを逸脱したレベルの内容に手を伸ばしていました。

漸化式の特殊解とか微積を用いた物理とか…

一応ためにはなりましたが、正直私のレベルで使うことはありませんでした笑

そもそも、そういった内容は現役時代にしっかり勉強していた人がやることですからね。

やって損はなかったとは思いますが、きちんと基礎の内容の復習もやっておけばよかったとは思ってます。

2.めちゃくちゃハイレベルな目標を立てがち

受験生

今年は首席合格をしてやるんだ…

などというあまりにも度を超えた目標を立てている時期が私にもありました。

  • 全国模試で一位を取る
  • スカラシップ認定をとって授業料全額免除

なんていう目標も立てていました。

もちろん、高いところを目指す姿勢は大事ですし、それをバカにするのもどうかとは思います。

ただ、あまりにも高い目標を立てすぎると

「俺ってこんなにできないのか…」

と落胆してしまうこともあるので、そこはうまくやりましょう。

自分をうまく褒めてやることも大事ですよ。

3.序盤の模試は無双する

まだ新学期が始まって間もない頃は、現役生も大して勉強できてない人がほとんどです。

一方、浪人生は一年分のアドバンテージに加え、入試直前期の猛勉強の貯金があります。

よって、序盤の模試は浪人生が大きくリードすることが多いです。

私もその頃に大きく成績が伸びました。

そこで調子に乗って痛い目にあうのはまだ先のことです。

【旧帝大医学部】受験時代の模試を全て公開してみた(後半:浪人時代)

4.現役生、怒涛の追い上げ

浪人生が最も恐れているものと言ったらこれでしょう。

初めは自分が大きくリードしていたはずなのに、いつの間にかすぐ後ろまで迫っている恐怖

部活に入っていた人なら共感してくれるかもしれません。

自分より後に入ってきた後輩に、レギュラーの座を奪われるあの恐怖

それととても良く似た感じがします。

これは余談ですが、理系なら浪人生は理科で逃げ切りましょう。

理科に関しては浪人生が強いです。

理科で稼いでリードしましょう。

5.急に成績が伸びる人

現役の頃は特に目立ってはいなかった奴が、気づいたらものすごいハイレベルに…

なんてことはよくある話です。

現役の頃の成績からは考えられないようなところに合格する人もいます。

これを考えると、浪人も決して無駄なものとは思えないですよね。

たった一年で人生が大きく変わるチャンスです。

伸びる人と伸びない人にはどうやら違いがあるみたいなので、それをまとめた記事も貼っておきます。

浪人あるある~心情編~

ここからは浪人生の繊細で尖った心情編をお送りします。

1.複雑な心境

現役で合格していく高校の友だちに

「すごい!!」

とか

「おめでとう!!」

などという熱いメッセージを送りますが、その心境は複雑なものです。

友達が志望校に合格して嬉しいはずなのに

素直に喜べない自分がいる。

周りの友達は春から夢のキャンパスライフが始まるというのに…

自分がこれから浪人するという事実はあまりにも残酷すぎます。

私はこの時期が一番しんどかったです。

泣きたくなりました。

2.圧倒的疎外感

浪人中の大きなストレスの一つ、それは”疎外感”です。

大学生になると、ほとんどの人はインスタなどのSNSで楽しそうな写真を上げる人が多いです。

これを勉強中に見てしまうと、正気を保つことはまずできません

調子に乗って飲酒したり、授業をサボった自慢を繰り返すサムーい新入生。

自分ももっと頑張っておけば…

大学デビューしやがって、調子に乗るな!!

後悔と苛立ちの入り混じったこの感情

耐え難いものです。

ストレスを溜めないためにも、極力そういったSNSは見ないほうがいいです。

3.メンタルが持たない

上記のようなストレスに加え、成績が思うように伸びなかったりすると

自分は何をしているんだろう

などという気持ちに陥り、メンタルが崩壊してしまうこともあります。

浪人がきつい、しんどいと言われる原因はここにあると思います。

いかにしてメンタルを正常に保つか、

そう、浪人はメンタルとの勝負みたいなところがあります。

4.意外とやる気が出ない

浪人する前は

「一日10時間!!!」

「絶対合格!!!」

などと意気込んでいたものの、5月くらいになるとやる気が出なくなってしまう。

やらないといけないのは重々承知だ…

でもなぜか体が動かないんだ…

人間、いざやってみるとしんどくて続かないものです。

継続が何よりも難しい。

そして何よりも重要です。

でもやる気が出ないのは本当に浪人あるあるですよね。

5.大学に入ったらやりたいことが溜まる

私はメンタル維持のため、少しでも楽しいことを考えようと思い

大学に入ったらやりたいことを考えてました。

やりたいことがたくさんあれば、勉強を頑張ろうという気持ちも多少は起こります。

私の場合、

  • アニメを見まくる
  • ピアノを購入し、始める
  • ドライブに行く
  • 彼女を作る

こんな感じでしたね…

メンタルがしんどいときは少しでもこのような楽しいことを考えてました。

浪人あるある~大学編~

長き険しき浪人生活の末、ついに手に入れた大学生活。

浪人あるある大学編、行きましょう。

1.浪人トークで盛り上がる

大学でできた友達が浪人生だったとき、浪人トークが盛り上がります。

それこそ、この記事で紹介しているような浪人あるあるもネタになります。

予備校時代の話なども人によって様々なのも面白いポイントです。

浪人中、奇行に走った人の話は面白かったです。

2.浪人生同士謎の親近感

「君浪人?」

「そうだよ、そっちは?」

「まじか、俺も浪人なんだ。」

この瞬間、自然と「仲間」という意識が芽生えます。

あの辛い浪人生活をくぐり抜けてきた者にとって、

同じ体験をした人はみな”戦友”とみなされるわけです。

浪人同士親近感が湧くのはあるあるですね。

3.時空の歪み

逆に今度は浪人生同士ではないとき。

一方が現役生のときです。

1歳下の人と同期になり、同い年の人が先輩という”時空の歪み”を体験する事があると思います。

大学入学直後は慣れないかもしれません。

でも安心してください。

すぐに慣れます。

いずれ年齢なんか気にしなくなります。

4.なんだかんだいい思い出だったと振り返る

これは結果論だと思いますが、

周りの浪人経験者で浪人をして後悔をしたという人はまずいません。

逆にいい経験だったという人もいます。

私自身もなんだかんだいい思い出だったと思ってます。

メンタルは削られ勉強漬けの日々でしたが、あの頃の頑張りで今の自分があると考えると、本当に浪人してよかったともいます。

浪人をともに過ごした仲間は特別です。

浪人という辛い戦いをともに過ごした仲間と思い出を語りながら飲む

いつかそんな日が来るといいですね。

さいごに

さて、長々と書いてきましたが皆さんはどれくらい共感できましたか??

浪人の末に合格したときの嬉しさは半端じゃないです。

私は15分くらい飛び跳ね続けました。

参考↓

合格して1ヶ月くらいは実感がわかなかったです。

間違いなく、人生で一番嬉しかったとおもいます。

また、浪人にかかるお金を自分以外の方に出してもらってる方は、必ずその人のことも忘れないようにしましょう。

最後に綺麗事で終わってしまうのは不本意ですが

今浪人をしている方に、この記事が少しでも力になれればと思ってます。

5000字を超える長い記事になりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!!

以上、浪人あるあるでした!!

それでは!!(^_^)/~