どうもみなさん、しらいです( ´ ▽ ` )ノ
今回は浪人で伸びる人と伸びない人の違いについて記事を書いていこうと思っています。
私自身も浪人を一年経験して北海道大学医学部医学科に合格することができました。
その際、現役の頃はパッとしなかったのにめちゃくちゃ伸びた人
それに対して、全然伸びなかった人。
両者ともにたくさん見てきました。
今回は彼らの間で何が違うのかについて詳しく解説していこうと思います。
目次
1.基礎ができているかどうか
実際に見てきたので間違いないと思いますが、
浪人して超難関大学に受かるような人たちは
現役の時点で基礎がほぼ完璧に仕上がってます。
彼らは浪人の4月にセンターを解かせても、ほぼ9割くらいを余裕で取ってきます。
そもそも基礎ってなんでしょうか。
基礎=簡単なこと、みたいなイメージがあるかもしれませんが、
基礎って意外と難しいですよ。
例えば、
酸と塩基の定義を言えますか?
点と直線の距離を導出できますか?
あれってなった人、結構いると思います。
しかし、
このようなことがパッとできないと、基礎ができているとは言えないんです。
要するに
- 教科書の内容が頭に入っているか
- 基本的な典型問題が完璧に解けるか
これらがきっちり完成している人は、浪人が始まったときに基礎の入れ直しが少なく済み、
スムーズに演習に移行していけます。
浪人の一年って意外と短いんですよ。
基礎を1から入れようとしたら時間的にどうしても厳しいです。
だから基礎が全然できてない人は、基礎のインプットばかりに時間がかかって、演習に時間が回せないんですよね。
あとこれがものすごい大事なんですが
基礎だけでは問題を解くことができません。
インプットした基礎を使ってその応用問題を解くことで、
はじめて応用力が身につき問題が解けるようになります。
2.経験値(演習量)の差
インプットだけしていても仕方がないことはさきほどお話ししました。
いくら物理の公式を微分積分で導出できるようになっても、
物理の問題が実際に解けるかと言われると
答えはノーですよね(´-ω-`)
実はさっき、「基礎が大事」とはあまり言っていません。
もちろん基礎が大事なことに変わりはないのですが、
基礎を重視しすぎるのも問題なのです。
僕の考えだと基礎はせいぜい70%くらいあれば、もう十分演習に移行できる段階だと思ってます。
完璧主義な方にありがちなのですが、
受験生
と考えている人が結構いると思います。
基礎を完璧にしてから応用に移りたいという気持ちは大いにわかります。
が、これでは圧倒的に非効率です。
完璧主義になってませんか??
基礎が5割〜7割くらいまで入っていたら、もう演習段階に入ってどんどん応用例を学んで行ってください。
そして、その演習過程で基礎ができてなかった部分を再確認して埋めていくというスタイルの方が効率がいいです。
イメージとしては
- 基礎50%
- 演習開始
- 演習を通して基礎を100%に近づける
と言った感じです。
受験を終えて分かったのが、
結局大事なのは経験値
ということです。
経験値とはつまり、
いかに応用例を学び、いかに演習経験を積み、いかに応用力をつけてきたか、
ということです。
伸びない人と伸びる人では経験値、すなわち演習量に圧倒的な違いがあります。
基礎段階がある程度できている人はいつまでもその段階にとどまらず、
なるべく早く演習に移るようにしましょう。
3.自己管理能力の差
ここまでは勉強の内容的な部分に焦点を置いてきましたが、
ここからは生活面についてのお話になります。
自己管理能力とは文字通り、「自分をいかに管理できるか」といった能力になります。
例えば朝早く起きたり自習室に行ったり、このような行為をしっかり毎日続けられるかは自己管理能力の高さで違ってきます。
まず、朝早くに起きて予備校に登校したり自習室に行くことができない人
こういう人は間違いなく伸びません。
実は誰しも、高校の時は気づかぬうちに管理されていました。
例えば遅刻したら遅刻とカウントされるし、課題をやらないと注意されます。
そういうプレッシャーによってあなたは管理されていたというわけです。
でも、浪人は高校と違って遅刻しても欠席しても何も言われません。
それを咎める人もいません。
つまり浪人は高校の時よりもずっと自己管理をする必要があるのです。
浪人で伸びない人は自己管理能力が低く、最初の2ヶ月くらいで限界に達し
やがて予備校に行かなり、勉強時間が取れなくなっていきます。
そうやってだらだら生活を続けてはや一年。
「この一年何をしてたんだ…?」
なんてことになりかねません。
浪人して成績を伸ばしたかったら
- 毎朝8時には起きて遅くとも1時には寝る。
- そして毎日朝食をとり、予備校や自習室にいく。
これを徹底してください。
自分の生活を自分だけで自己管理するのは大変かもしれませんが、大学に入っても同じです。
いずれは自分だけで生きていかなくてはなりません。
浪人はその最初の段階だと思って、しっかり自分を律していきましょう。
4.苦手科目の有無
受験において苦手科目の存在は圧倒的なディスアドバンテージです。
私も化学が苦手だったのですが、結局これのせいでセンター試験の結果が悲惨なことになりました。
参考↓
【旧帝大医学部】受験時代の模試を全て公開してみた(後半:浪人時代)浪人で伸びない人は苦手科目をそのままにして、
結局一年経っても苦手なままで受験の足を引っ張っています。
そもそも苦手か苦手ではないかは、その科目に割いてきた時間の問題です。
大学受験ごときにセンスなど先天的な要素は必要ないです。
数学はできるけど中学の頃からなんとなく英語が苦手だった人は、
おそらく数学の勉強時間より英語の勉強時間が圧倒的に少ないです。
よって浪人で伸びる人は苦手科目が少なく、苦手具合もマシです。
もし浪人を始めていまだに苦手科目が残っているというなら、その科目については人1倍の努力が必要になります。
私は物理も苦手だったのですが、夏休みのほぼ全部を物理対策に捧げました。
その結果
夏休み明けの物理の偏差値は70を超えました。
とにかく苦手科目には時間をたくさん使うことが重要です。
結論、自分の課題が何かを見つける
実は浪人で伸びない人は7割と言われています。
そのくらい浪人は難しいです。
【ほとんどは伸びない】浪人生の厳しい現実とリアルな体験談ですが、しっかり自己管理ができて自分にストイックになり、
努力を続けられる人は必ず成功します。
私は高校の頃は全く勉強せず、受験は大失敗でした。
浪人の時にこれではいけないと思い、朝から晩まで自習室に自分を放り込みました。
しかし、焦る必要はありません。
どれだけ上位層と差があろうと関係ありません。
自分に今足りないのは何か?
基礎力か?苦手科目の克服か?自己管理の徹底か?
これらをしっかり見直した上で毎日少しずつの積み重ねを続ければ、
必ず結果はあとからついてきます。
この記事を読んだみなさんもどうか努力を続け、合格されることを願っております。
それでは( ´ ▽ ` )ノ